「リゾバ」って実際こんな感じ!
リゾートバイトとは
簡単にいうと「リゾート地でのアルバイト」のことです。(まんまやん)
アルバイトといっても実際は勤務先を斡旋してくれるエージェントに派遣社員として登録することになります。北は北海道、南は沖縄まで、自分が希望する観光地のホテルや旅館で勤務が可能です。派遣先は主に田舎が多いため、施設に徒歩圏内で通える寮で寝泊まりすることになります。相部屋の場合もあれば、一人一部屋あてがわれることもあります。社員寮は無料、もしくは格安。共益費も無料であるところが多いため、手取りが大きくなるメリットがあります。職場によっては、休日も朝昼晩とまかないが付き、社員専用の天然温泉風呂の利用が可能など、快適な生活が保障されています。
職種は場所にもよりますがレストランスタッフ、スパ受付、スキーリフトの係員、厨房、仲居など様々です。私はとにかく稼ぎたかったので、その旨をエージェントの担当者に伝えいくつか候補を送ってもらいました。その中でビビッときた勤務先に応募し、無事「仲居の見習い」として雇い入れてもらえることになったのでした。
仕事を始める前、私は浮かれポンチでした。
私が選んだのは毎年多くの観光客がこぞって訪れる自然豊かな景色が売りのホテル。
寮も自然に囲まれ、休みの日は周辺を色々散策して見聞を広げるぞ~!なんて意気込んでいました。
が、現実はそんな甘くなかった!!
≪実際に働いてみての気付き≫
1.勤務時間が早朝から、深夜まで。(中抜けシフトになることもあるが、大体は朝6時前に出勤、退勤は23時になることも。)
2.人間関係が複雑。(縦社会の文化が根強いので、お局に目を付けられると精神的に疲弊することも…?!)
3.休みが極端に少ない。(基本が週1休みなので、休日は体力温存のため1日寝て過ごすこともしばしば。正直あまりリフレッシュはできていない。)
4.ザ・体育会系。(勤務先にもよるが挨拶・礼儀作法が重んじられる。派遣社員であっても、自ら率先して社員1人1人に自己紹介して回るなど能動的コミュニケーションが求められる。)
5.体力勝負!(8時間ほぼ立ちっぱ!なんてことはザラ。とにかく体力は必須。)
6.記憶力との戦い。(細かいルールが決められていることが多いため、大量のインプットが必要。また人によって独自ルールを設けている場合があり、戸惑うこともしばしば…。)
7.買い物がとにかく不便。(徒歩圏内にスーパーはなく、コンビニが1件程度しかない。町まで出るには休日等、まとまった時間がある時に限られる。)
8.寮の部屋が汚い。(場合によって、カビ臭い、下水臭い…なんてこともある。)
9.休憩時間が無い。(勤務中の休憩は多くて15分程度。)
10.まかないは弁当。(社員食堂は存在せず、外注のお弁当が支給されます。)etc....
もちろん、全てのリゾートバイト先が上記の項目に当てはまるわけではありません。
ただ私の場合は、少し環境がシビアでした。笑
全ての経験が未来の糧になると思い、今は刺激的な日々を毎日楽しんでいます。
何より、このコロナ禍で雇ってくれる場所があることに感謝。
まだまだ未熟な仲居ですが、あと数か月、自分磨きを続けていきたいと思います。
2020年を振り返ってみる
「2020年」
今年は多くの人にとって忘れられない年になったと思います。
新型コロナウイルスの影響で私生活のみならず、
働き方が一変しましたよね…。
私にとっても今年は【激動の年】でした!
気が付けば約6か月間ニートする羽目に…笑
今年の3月に長年勤めた会社を辞め転職活動を始めたのですが、緊急事態宣言の影響を受け、なかなか次の行き先が決まらず…ようやく内定を勝ち取り入社するも、これまたコロナの煽りで、急激な事業縮小を理由に契約を打ち切られました。再び無職になった私は、頭が真っ白に。
無職であっても年金や住民税、国民健康保険の支払い…そこに家賃・共益費が上乗せされると、軽く月10万以上の出費なんですよね。どんどん通帳の残高が減っていき、精神的にも辛い日々が続きました。趣味に散財する暇があれば、もっと貯金しておけば良かった…なんて後悔もしました。
私は過去の失敗から正社員を希望していたので、計6社の転職エージェントに登録しました。出来る限り多くの企業に毎日エントリーし、履歴書・職務経歴書を送り続けました。このご時世、企業側も採用には慎重で、通常以上に求める人材の理想は高く、面接にこぎ着けたのは10社応募して2社程度。オンライン面接は普段の対人面接とは異なる緊張感がありました。一次面接で敗退し続けること13社。「不合格が続いたとしても、決して人格を否定されているわけではない。」そう言い聞かせていても、自己嫌悪に陥り、漠然とした不安で眠れない夜が続きました。
それでも、家族をはじめ周りのたくさんの人に応援してもらい、支えられ、
今日まで何とかやってこれました。本当に皆に感謝しかないです。
そして。今まさかの「リゾートバイト」で生計を立てています。
ほんとに人生って、何が起こるか分かりませんね笑
1年前は想像もしていませんでした。
GOTOキャンペーンがいつ打ち切りになってもおかしくない中で、
雇っていただける場所があること、本当にありがたいなと思います。
私にとって2020年は色んな意味で「自分の無知に気付けた1年」だった気がします。
この世に「当たり前」なんて一つもなくて、社会、見知らぬ誰か、周りの人たちが努力し、常に支えてくれているからこそ、存在しうるんだなって感じました。
今年も、あと3日。
皆さんにとって、今年はどんな1年でしたか?